2025年9月4日木曜日

女将さん、支配人様へ。
その『当たり前』の電気代、いつまで払い続けますか?

高騰を続ける電気代は、もはや災害と同じ「予測不能な経営リスク」です。

貴館は、このような「機会損失」を放置していませんか?

  • ☐ 機会損失①:選択肢の放棄
    電力会社は選べるのに、「手間だから」と大手から言い値で買い続けている。
  • ☐ 機会損失②:現状の無理解
    自社の電力使用パターンを把握しておらず、どこに無駄があるのかさえ気づいていない。

解決策は、単なる電力会社の変更ではありません。
貴館にエネルギー戦略の「司令塔」を設置することです。

司令塔の役割とは?
太陽光、蓄電池、省エネ設備を最適に組み合わせ、コストを最小化する頭脳です。
その第一歩が、貴館の現状に最適な電力プランへの変更となります。

【導入効果①】
それだけでも、年間 XX 万円の削減
まずは検針票を拝見するだけで、具体的な削減額を即時試算します。
【導入効果②】
加えて、将来の拡張性
太陽光や空調更新と組み合わせることで、更なる相乗効果を生み出します。

ご安心ください。貴館の「手間」はゼロです。

  • 手続きは全て弊社が代行
  • 面倒な工事は一切不要
  • 切り替え時の停電リスクもゼロ
まずは「検針票のコピー」をご準備ください。
それ一枚で、貴館の未来を変える第一歩が始まります。

株式会社ナイスコーポレーション
TEL: 092-409-4811

2025年7月16日水曜日

崇☞AI大前

16年の実績とAIによる革新で、
持続可能な未来を構築します

現場を知る専門家が、データと知見で貴社の課題を解決します。

まずはご相談ください

サービス内容

📈

AI環境分析

データドリブンで現場課題を可視化・最適化。

👨‍🔧

現場診断 & 提案

熟練の知見による本質的改善提案。

🤝

導入コンサル

効果と実現性を両立する伴走型支援。

私たちの想い

環境テクノシステムは、現場視点とテクノロジーを融合し、持続可能な未来の実現を支援します。
ナイスコーポレーションでの16年の経験をもとに、現場と技術の橋渡しを行います。

お問い合わせ

現在お問い合わせフォームは準備中です。
ご相談・ご依頼は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。

info@example.com

© 2025 環境テクノシステム. All rights reserved.

2025年7月6日日曜日

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2025年6月17日火曜日

重油イラスト版

古いA重油設備をお使いの経営者様へ

そのボイラー、更新の好機です。
未来への投資は、賢い「燃料転換」から始まります。

A重油からプロパンガスへの転換がもたらす、3つの経営改革

💰

【コスト構造改革】初期投資を抑え、月々の支払いも削減

最新設備への更新費用は、民間ガス会社の特別な導入支援プランの対象となるケースがあり、初期投資を大幅に圧縮できます。さらに残りの費用もリースにすれば、月々の燃料費+リース代の合計が、現在のA重油コストを下回ることも可能です。

🌍

【環境経営】企業価値を劇的に向上

CO₂排出量を大幅に削減し、SOx・ばいじんゼロのクリーンな排気を実現。SDGs・ESG経営への貢献は、企業の信頼性を高めます。

🛡️

【事業継続性】災害に強いエネルギーインフラを構築

災害時にも供給を維持しやすい分散型エネルギー。巨大な重油タンクの漏洩リスクから解放され、BCP対策を強化します。

なぜ「電気」ではなく「プロパンガス」なのか?

A重油からの転換先として電気も考えられます。しかし、ランニングコストは低いものの、莫大な初期費用が大きな壁となります。プロパンガスは、支援プランの活用で初期費用を劇的に抑えつつ、月々のコストも削減できる、最も現実的でバランスの取れた選択肢です。

A重油(現状維持) プロパンガス転換 電気設備転換
初期費用 なし 非常に高い
ランニングコスト 高い 低い
環境性 (CO₂) △ ◎
災害対応力 △ △

貴社のメリットを「見える化」します

【無料メリット試算】

貴社の現在のA重油使用量をお知らせいただければ、プロパンガス転換後の「コスト削減額」と「CO₂削減量」を具体的に試算いたします。

導入までの簡単4ステップ

📞
STEP 1
お問い合わせ
まずはお気軽にご相談ください
📊
STEP 2
ご提案
無料試算と最適な導入プラン
↓
🔧
STEP 3
設計・施工
専門家による確実な工事
🤝
STEP 4
サポート
導入後も安心のアフターケア

まずは無料の「転換メリット試算」から始めませんか?

ナイスコーポレーション

電話: 092-409-4811

メール: k.noguchi@nice-corp.com

6/17A重油からプロパンへの営業チラシ

古いA重油設備をお使いの経営者様へ

そのボイラー、更新の好機です。
未来への投資は、賢い「燃料転換」から始まります。

A重油からプロパンガスへの転換がもたらす、3つの経営改革

💰

【コスト構造改革】初期投資を抑え、月々の支払いも削減

最新設備への更新費用は、民間ガス会社の特別な導入支援プランの対象となるケースがあり、初期投資を大幅に圧縮できます。さらに残りの費用もリースにすれば、月々の燃料費+リース代の合計が、現在のA重油コストを下回ることも可能です。

🌍

【環境経営】企業価値を劇的に向上

CO₂排出量を大幅に削減し、SOx・ばいじんゼロのクリーンな排気を実現。SDGs・ESG経営への貢献は、企業の信頼性を高めます。

🛡️

【事業継続性】災害に強いエネルギーインフラを構築

災害時にも供給を維持しやすい分散型エネルギー。巨大な重油タンクの漏洩リスクから解放され、BCP対策を強化します。

なぜ「電気」ではなく「プロパンガス」なのか?

A重油からの転換先として電気も考えられます。しかし、ランニングコストは低いものの、莫大な初期費用が大きな壁となります。プロパンガスは、支援プランの活用で初期費用を劇的に抑えつつ、月々のコストも削減できる、最も現実的でバランスの取れた選択肢です。

A重油(現状維持) プロパンガス転換 電気設備転換
初期費用 なし 非常に高い
ランニングコスト 高い 低い
環境性 (CO₂) △ ◎
災害対応力 △ △

貴社のメリットを「見える化」します

【無料メリット試算】

貴社の現在のA重油使用量をお知らせいただければ、プロパンガス転換後の「コスト削減額」と「CO₂削減量」を具体的に試算いたします。

導入までの簡単4ステップ

📞
STEP 1
お問い合わせ
まずはお気軽にご相談ください
📊
STEP 2
ご提案
無料試算と最適な導入プラン
↓
🔧
STEP 3
設計・施工
専門家による確実な工事
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導入後も安心のアフターケア

まずは無料の「転換メリット試算」から始めませんか?

ナイスコーポレーション

電話: 092-409-4811

メール: k.noguchi@nice-corp.com

2025年6月16日月曜日

A重油からプロパン 両面

その重油ボイラー、
CO₂とコストを垂れ流していませんか?

未来への投資は、賢い燃料転換から始まります。

A重油からプロパンガスへの転換がもたらす、3つの経営改革

🌍

【環境経営】企業価値を劇的に向上

CO₂排出量を大幅に削減し、SOx・ばいじんゼロのクリーンな排気を実現。SDGs・ESG経営への貢献は、企業の信頼性を高めます。

💰

【コスト構造改革】ライフサイクルコストを最適化

高効率ガス機器でエネルギー使用量そのものを削減。メンテナンスコストも低減し、補助金活用で初期投資を大幅に圧縮します。

🛡️

【事業継続性】災害に強いエネルギーインフラを構築

災害時にも供給を維持しやすい分散型エネルギー。巨大な重油タンクの漏洩リスクから解放され、BCP対策を強化します。

貴社のメリットを「見える化」します

【導入効果シミュレーション例】

〇〇業、従業員〇〇名のモデルケースでは…
年間 〇〇トン のCO₂ と 〇〇円 のコスト を同時に削減!

※貴社の状況に合わせ、無料の削減効果シミュレーションを個別に作成いたします。
導入プロセスとお問い合わせ

導入までの簡単4ステップ

STEP 1
無料診断
→
STEP 2
ご提案
(シミュレーション・補助金)
→
STEP 3
設計・施工
→
STEP 4
サポート
(アフター)

まずは無料の「省エネ診断」から始めませんか?

貴社のエネルギー使用状況を専門家が分析し、最適な燃料転換プランと活用できる補助金をご提案します。

ナイスコーポレーション

電話: 0X-XXXX-XXXX

メール: contact@nice-corporation.example.com

A重油からプロパンへのチラシ

A重油からプロパンガスへの燃料転換のご提案

その重油ボイラー、CO₂とコストを垂れ流していませんか?

未来への投資は、賢い燃料転換から。A重油からプロパンガスへ。

燃料転換がもたらす、3つの経営改革

単なる燃料の変更ではありません。これは、貴社の「環境価値」「コスト構造」「事業継続性」を根底から変革する経営戦略です。

🌍

【環境経営】企業価値を劇的に向上

CO₂排出量を約20%削減。SOx・ばいじんゼロのクリーンな排気で、SDGs・ESG経営に大きく貢献。企業のイメージアップに直結します。

💰

【コスト構造改革】ライフサイクルコストを最適化

高効率なガス機器への更新でエネルギー効率を最大化。メンテナンスコストも低減し、補助金活用で初期投資を大幅に圧縮します。

🛡️

【事業継続性】災害に強いエネルギーインフラを構築

災害時にも供給を維持しやすい分散型エネルギー。巨大な重油タンクの漏洩リスクから解放され、事業を守ります。

貴社のメリットを「見える化」します

【導入効果シミュレーション例】

〇〇業、従業員〇〇名のモデルケースでは…
年間 〇〇トンのCO₂ と 〇〇円のコスト を同時に削減!

※貴社の状況に合わせて、無料の削減効果シミュレーションを個別に作成いたします。

導入までの流れ

1
無料診断
→
2
シミュレーション・補助金提案
→
3
設計・施工
→
4
アフターサポート

まずは無料の「省エネ診断」から始めませんか?

貴社のエネルギー使用状況を専門家が分析し、最適な燃料転換プランをご提案します。

ナイスコーポレーション

お電話でのお問い合わせ: 0X-XXXX-XXXX

メール: contact@nice-corporation.example.com

エネルギーソリューションの専門家 ナイスコーポレーション

2025年5月13日火曜日

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2025年2月7日金曜日

ネガティブな回路から希望の回路への変化のコツを教えます



昔 ㈱SSIという会社がSSPSシステムという自己啓発プログラムを鬼のように販売していた。ワンセット30万円くらいが最低で一番高いセットは300万円くらいしたと記憶する。
販売方法は 社長の田中孝顕さんの著書をまず売る、それを読んで資料請求のはがきが届いた人に電話営業の人が電話して成約していく というものだった
で この写真はそうした田中孝顕さんの著書のひとつ。
実はこの写真が示す考え方には 今でも特別共鳴していて 私にとってはこの考え方だけでもSSPSシステムは値打ちがあるのである

古いネガティブなネットワークをどうにかする必要はない

これは何を示しているかというとまず現在 自分の心はネガティブな思考回路 感情海路になっているとする
しかし そこにかすかに 新たな希望の見える回路が生まれつつある

肝心なことは ネガティブな回路をクリーンにする必要は全然なくて 
その脇にどんどん希望の回路を強化していこうというものです


かすかだった希望の回路が ある部分くっきりとしっかりとしてきて
そこについてはもうネガティブな影響を受けない
まだ全体的にはネガティブな要素は残るが
かなりいい感じに変化してきている

そしてついに 希望回路がメインストリートになった図です
ネガティブな回路は消えたわけじゃないんだけど
希望の回路がその脇でがっちり新たなネットワークを組んだことで
ネガティブな回路がもう あまり影響を発揮できないようになった

つまり自分を変えるにはネガティブな回路を修正するんじゃなくて
ひたすら目標に向かう希望の回路を磨くこと
そういうことを図示しているわけです


今の自分の生活にぴったり

私は50歳を過ぎてかなりヘヴィーな現実の人生を送ったので
ネガティブな回路が根をはっています(笑)
しかしこの3~4年の努力の結果
上の図のようなことがまさに起こりました
新たな希望の回路にそって生活しているとき
仕事をしているとき
ネガティブな回路から脱却し自由でいられるのです

これからもさらに磨いていきたいと思っています


 

2017年11月26日日曜日

【自作の小説】五人目のサンタの約束 ~クリスマスの思い出~

『五人目のサンタの約束 ~クリスマスの思い出~ 』

ブログ引っ越し先でも読めます
→引っ越し先のはてなブログ
 仁美は平静でいられなくなり、自分にはすねる権利があると言わんばかりに、プロポーズの返事を待つ真人の前から涙ながらに走り去った。一方真人は、サンタクロースのいでたちのまま仁美の後を追った。
 道行く人々にはこの追走劇は天神地下街のイベントのように映り無数の好奇のまなざしが、二人を包んだ。サンタに扮した真人が仁美の手をつかんだとき、軽く拍手した人さえいた。見世物扱にまでなってしまって仁美の涙は止まらなくなった。見物人は次に何が起こるか興味深げに二人に見入った。
「放してよ、今日はもう帰る」
「返事、聞いてないよ」
「今日はもう帰る、こんな気分で返事なんてできない」
「今日どうしても聞きたいんだ、今日でなきゃだめなんだ」
仁美は悲しみの中に抑えていた怒りをあらわに声を荒げた。
「ねえ、いい加減にしてくれる?あのね、そりゃ私は真人が好きよ。結婚してもいいと思ってるよ。プロポーズ、待ってたくらいよ。でもね、だからといってクリスマスセールの仕事の合間に電話で急に呼び出してサンタクロースのままやってきて結婚してくれってせかすように言われて、すぐ返事しろってさ、ひどくない?冗談じゃないよ、私には私なりのね、プロポーズへの思い入れってものがあるわよ、少なくとも仕事の合間の時間では収まり切れない大事なものよ」
仁美は涙を手で拭った。
「言葉が足りないのはおれの悪い癖だけどどうしてもサンタクロースの格好をした今、言いたかったんだ、こんなチャンスは二度とないかもしれなかったから」
  そして真人は幼年時代のあるクリスマスの思い出を語り始めた。




 五歳のクリスマスを間近に控えたある日曜日、真人は母に連れられてデパートに行った。ここのところ真人はずっと憂鬱だった。一つの大きな疑問があって、その幼い世界に灰色の雲が分厚く垂れこめていたのだった。
 その日、街の人込みの中に真人は必死でサンタクロースを探した。
 一人目のサンタはデパートの入り口にプレゼントがぎっしり詰まったような袋を背負って立っていた。真人はサンタに話しかけた。
「ねえ、ぼくんちにちゃんと来てくれる?」
 サンタは忙しそうに一瞬真人と視線を合わせただけでこくっと頷いた。
 それだけだった。
 真人は子供ながらに表情を変えずにデパートの中に入った。
 保育園の同級生たちから父親のいない子供の家にはサンタは来ないと言われた。でも去年だって来たし、プレゼントももらったと言い返したら、みんながよってたかって真人に言葉を浴びせた。
「それは偽物のサンタだ」「お父さんがいないとサンタは来ないとママが言ってた」
返す言葉もなくなり、じわっと溢れる涙をこらえていたが園に迎えに来た母親の姿を見て泣きついた。
 二人目のサンタはエスカレーターの登り口に立っていた。
「サンタさん、ぼくんちに来てくれる?」
「もちろんだよ、ぼうや。今日はパパとママと一緒に買い物かい?」
「ママと二人だよ。うちにはパパはいないんだ」
 サンタはまずい質問をしたと表情をこわばらせて目をふせた。それを見た真人はやっぱりパパがいないとサンタは来ないんだと思った。
 両親は真人が1歳の時に離婚していた。子供ができてからも俳優への夢を捨てきれずに、せっかくの老舗の饅頭屋の稼業を継ぐこともなく、定職にもつかない夫を母は見限ったのだった。といってもこれまで父親がいないさみしさを感じたことはなかった。母はよくしてくれたし、そもそもこれまで真人には父親が何かよくわかっていなかったのだ。
 三人目のサンタはおもちゃ売り場のコーナー入り口にいた。
 子供たちに飴と笑顔を振りまいていた。
 真人も飴をもらって、このサンタさんならやさしそうだから願いを叶えてくれると思って聞いてみた。
「サンタさん、ぼくんちに来てくれる?」
「行くよ。サンタはどの子の家にも行くよ、安心しなさい」
「うちはパパがいないんだけど、来てくれる?」
「もちろん、ただね、行くのはおじさんじゃない。クリスマスに坊やの家に行くのは本物のサンタだよ」
「本物のサンタはどこにいるの?」
「遠い北の国だよ」
やさしいけど偽物なんだとがっかりした。


 4人目のサンタはもちゃ売り場の真ん中にどっかりと座り込んでいた。
デパートが雇ったカナダ人のサンタクロースだった。髪も大きな白髭も顔の皺も本物だった。そして日本語がわからない分、まろやかな笑顔で子供たちに接していた。
 子供たちは列を作って並び、順番にそのサンタと握手をしてメッセージの書かれたクリスマスカードと小さな木彫りのトナカイの人形をもらっていた。真人の番になった。
「サンタさん、ぼくんちに来てくれる?」
 言葉のわからないサンタはにこっと笑った。真人は良い返事だと受け取った。
「ぼくんちにはパパがいなんだけどさ、大丈夫だよね?おじさんは本物のサンタさんなの?」
 サンタは微笑むばかりだった。返事をくれない黙ったままのサンタに真人は焦って涙声で訴えた。
「ねえ、来てくれるよね。本物のサンタさんなんでしょう?」
子供の様子の異変に気付いたカナダ人のサンタは通訳を呼んだ。
そして真人の気持ちを理解すると通訳を通してこう語った。
「自分は北の国からきた本物のサンタだ。サンタは誰のところにもいく。パパがいなくても必ず行く。心配はいらない。約束する。サンタクロースはみんなの心の中にいる。人の心のやさしさとなって、クリスマスには舞い降りるんだ。坊やの心にも舞い降りて来る。そして坊やの心がいつもやさしさでいっぱいでありますようにと祈っている」
 真人はほっとした。むずかしいことはよくわかならいが、パパのいない自分のところにも来てくれるとはっきり言ってくれた。


 電車に乗るために地下街を歩きながら真人は大事なことに気が付いた。さっきのサンタに名前と住所を伝えるのを忘れたのだ。戻って教えて来ると母に言うとサンタは何でも知ってるから大丈夫と言われた。でも今年はちゃんと教えてないと不安だった。第一今日初めて知ったけど、サンタは僕らの言葉がわからないんだ。脇に立ってサンタの言葉を伝えてくれた人に教えとかないといけないんじゃないかなあと、真人は思いあぐねながら歩いた。
 しばらくすると地下街でクリスマス用の寸劇をやっていた。母と二人立ち止まってそれを見ていた。やがて母はすぐ隣の書店に行ったのでじっとその場を離れず眺めていた。
 芝居が終わり目の前を主人公だったサンタが通りかかる。その時真人は必死の思いで大声を出した。
「ねえ、さっきのサンタさんたちに伝えてほしいんだけど・・・・」
 サンタは立ち止まり真人の目線までかがんだ。
 サンタは真人の顔をじっと見た。
 真人は自分の名前と最近言えるようになった住所を告げてさっきのサンタさんたちにつたえてほしいと頼んだ。間違いがあると今年はサンタが来ないかもしれないからきっと伝えてと念入りに頼んだ。友達にからかわれたことなども全部話した。

 五人目のサンタは、五年前の夏に画数時点を見ながら一週間かけて選びだした名前を耳にしたのだった。
 名は残り自分は去り、この子は父親の不在から来る寂しさを味わうほどにまで大きくなった。
 五人目のサンタは遠くを見た。過去と未来の両方の地平を見つめる視線だった。自らの奥深くに沈んだままの沈没船が見えてきた。その中に今でも残っている温かさに再会した。巨大な沈没船が再び息を吹きかけられて生き返り、浮かび上がろうとしていた。かつての青い空と輝く太陽と巡り合う準備はとうにできたいたのだった。

「ぼうや。クリスマスにパパをプレゼントしてあげようか?」
 五人目のサンタはこの世のものとは思えないくらいの優しい声で言った。
 自分の本当の望みを言いもしないのにわかってくれるなんてこれこそ本当のサンタだ、真人はそう思った。真人はその日初めて心から笑って頷いた。


 やがて母親が戻ってきた。
「ママ、さっきそこでお芝居していたサンタさんね、本物だったよ。今日サンタさんたちにお願い事をしてんだけど5人目のサンタさんが約束してくれたんだ、クリスマスにはいいことがあるって」


 幼い世界にとっての一つの奇跡を起こすためにも、多くの出来事が積み重なることが必要だった。父の気持ち、母の気持ち、父の父母の気持ち、その年の冬、多くの人が真人のために自らの人生の大きな決心をしてくれた。両親の心は隔たりも大きかったが愛情の種火が消えたこともなかった。真人のサンタへの思いが二人を瞬く間に再び引き合わせたのだった。
 イブの夜、真人がケーキを食べ始めたときに、サンタクロースが現れて母にプロポーズした。そして母とサンタはキスをした。サンタは帽子をとって髭をとって人間に変身した。そして変身したまま、そのままずっと家にいる。
 その日から真人には父親ができた。だからしばらくは本物のサンタがパパになってくれたと思っていた。
 その年のクリスマスに自分が受けた愛情のシャワーについて、真人は成長して新しいクリスマスを迎えるたびに、ますます深く感謝の念を募らせていった。
 それは幸運なめぐり合わせや不思議な成り行きという言葉では足りなかった。その年のクリスマスに真人の家族に起きたことは、幼い真人を通しての神の祝福だったのだ。
 そしてサンタクロースの姿はプロポーズと愛情と祝福の象徴として真人の心の奥深くに刻まれたのだった。


「だからおれはこうして今、仁美にサンタの姿でプロポーズしてるんだよ。さすがにレストランとかでサンタの格好してはいるのは照れ臭いからさ、仕事に便乗したのはあやまるよ」
 仁美は今度は違う種類の涙を浮かべて真人の手を握った。
 二人は見つめあいやがてキスした。
 サンタクロースと若い娘のキスを見た通行人たちは何かのイベントのクライマックスだと思って立ち止まって拍手した。二人の周りの人だかりからいつまでも拍手が鳴りやまなかった。 


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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

少年の心をテーマにした4つの短編小説です

古荘英雄短編集


かつての日本には、「父祖の魂が息づく」ような古い村落共同体がどこにでもあった。
この作品はそんな村の一つを舞台に、ひとりの男の子の幼年時代の様々な心象を描いたものです。
「きもだめし」や「お接待」などのイベントを通して感じたこと、祖父の激動の人生から受ける衝撃、幼い心に大人の人生が投影されて行きそれらを通して子供の魂が成長すること、見聞きし経験したことによってどんな人の魂が形成されていくか、そんなことを書き綴った作品です。